【ミールスというのを食べた話】
- primarytomoko
- 2021年1月19日
- 読了時間: 2分

ゆるゆると10年ほど縁が続いている、浜松で知り合ったヨガの皆さんはベジタリアンな方が多く、基本的に野菜だけを食べる。
ベジ料理教室とか、ベジ料理のカフェとかを運営されていて(ずっと前2回くらいお邪魔した)、ベジおせちを作っていたりする。ベジタリアンなんて言葉がない頃から動物性食品を生活からなくし、昆布茶をだしに使ったりと工夫を重ねて来たのだそう。
私自身はベジタリアンでも自然派でもなく、そういう文化を「素敵だな」と思いつつ肉を食べて生きている。乳製品大好き。魚も好き。
でも。
そんな皆さんとのご縁つながりで「祗粘堂(きねんどう)」さんへ行った時の話。
「自然派」「ベジタリアン」な人々のご縁がグルングルン繋がっているのはちょっと面白い。
○ ○
写真は去年の。
そもそも、何年も前にヨガの先生から「こういう雑貨屋さんがあるよ」とハガキをもらったことがあって、ふわっと覚えていた。
「祗粘堂(きねんどう)」さん。
以前、「ぬくもりの森」の雑貨屋さんで働いてらっしゃったアーティスト(?)の方が、浜松市内のご自宅の一部を使って、月に1週間だけオープンする雑貨とカフェのお店。完全予約制で住所も非公開。毎月テーマが異なり、並ぶ雑貨やレイアウトが変わるらしい。ごはんは常に、ミールスというインド料理が出される。
「いつか行ってみたいな」と呟いたら、ヨガ仲間の「きねんどうさんリピーター」の皆さんが誘ってくれた。
ミールスとは、南インドの定食のようなもので、ご飯を主食にして汁気の多い副菜を添えて食べる。特徴は「お皿の上で全部ぐちゃぐちゃに混ぜること」。カレー?とはちょっと印象が違うけれど、スパイスたっぷりで辛いし酸っぱい。見る限り動物性の食材は見当たらない。豆と野菜ばかり(違ってたらすみません)。
ちなみに「祗粘堂(きねんどう)」さんのミールスは、姫街道の「くらやコーヒー」さんが調理されている。コーヒーも、くらやコーヒーさんが生み出したオリジナルブレンド。
○ ○

「ミールス」の味は複雑すぎて、ちょっとやそっと食べただけでは語れない。なんと説明すればいいのかわからない。
辛味と酸味と、野菜の甘みと旨味と、スパイスとハーブと、いろんなものの味がせめぎ合い、それでいて独立している不思議な料理。
そして空間も不思議。訪れる人も不思議。
最近「DMでしか予約できない、完全予約制の貸切ふうのお店」ばかり気になるのは時勢的なものもあるけれど、なんとなくそういう場所が楽しいんだと思う。
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