幻のペスカトーレ
- primarytomoko
- 2020年10月20日
- 読了時間: 3分

【仕事の大先輩方と】
先日、打ち合わせという名目(今度お仕事をいただく媒体の説明)で、とてもレアな会合に出席させていただきました。
ライターの大先輩の皆さんとの集まり。
普段、「現場で同業者の方と会う」ことはあまりなく、忘年会とか、何かの説明会とか、そういう場で年に数回会えるかどうか。
なので、ちゃんとお話する機会はとても嬉しいです。
【長年のアレでコレしたペスカトーレ】
浜松市北区細江のジージョさん。約20年間浜松市中区高丘でイタリアンを営まれており、3年前に細江に移転した名店です。
シェフと親しい大先輩が「今はなき、幻のメニュー“ペスカトーレ”」を特別に予約してくださっていました。
なぜ、幻?
魚介を煮込み、貝や魚のダシをたっぷり染み込ませたトマトソースのパスタは絶品。
そのダシに欠かせない「アサリ」の漁獲量が減り、旨味自体も季節によってばらつきがあるそうで。最も美味しい時期を10とするならば、あさりが獲れず旨味の少ない時期は2や3の風味に落ちる。
「うちは素材の旨味以外は一切使わないので、今の素材状況だとペスカトーレを安定して調理するのは難しい」
とのことで、現在メニューにはありません。
今日は大御所パワーで、あさり、セイゴ、名前は忘れたのだけど浜名湖の底を這っている魚(火を入れた状態で皮が赤い)、えび、カニなどが入ったスペシャルなやつをつくってくださった。
歯ごたえのいいパスタに濃厚な魚介のだしが絡み、あさりの殻とか蟹にこびりついているソースまで美味しくて、いつまでも食べていたい味でした。実際にいつまでも食べてました。
ごちそうさまでした。

【なんでも出来るね、と言われて】
私はちょっと前に、ほぼ同じ年のカメラマンの女子と「いい年になってきて、そろそろ私たちはフリーランスとして生きる何か次なる目標が必要なんじゃないか(いや今も全然大成してないし、細々と生きてきただけなんだけど)」と話したことがありました。
仕事をしたいとは言っても、週に何日かはちゃんと子どもの夕ご飯を作りたいし、週末も可能な限り子どもと過ごしたいし、習い事の送り迎えをしたり、放課後友達と遊ぶための送り迎えをしたり、お母さんしかできない役目を果たしたいという一面がある。
ぜいたく。
でもそれを叶えるためのフリーランスでもある。
ただ、アラフォーというのは体も心もフワッフワしていて(アラサーもハタチ前後もフラッフラでしたけど)、なんかやりたいけどどうしたらいいかわからない。という状態なんですが、
「えーまだ若いじゃん。なんでもできるね」
という言葉を先輩からいただき、ハッと目が覚めました。
人生の中で、今日が一番若い日だった。
まだあと10年くらいは「人生の若手」で駆け抜けられるなら、やってみるべきことは色々あるのかも。
そんな思いを抱く日となりました。
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