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昔の旅10:東欧にまつわる本について

更新日:2020年10月23日

これは私自身が2008年の4月、ハンガリーとチェコを旅した記憶の記録です。当時使っていたパソコンのHDDの記録を、「古いデータと写真を全部入れ込んでいる」大容量のHDDの奥底から発見しました。

社会主義国だった東欧諸国がEUに加盟して数年、急激に資本主義化する国々を旅しました。素朴な可愛さに憧れて訪れたそこには、理想と少し違う朗らかな世界がありました。

参考にした本をいくつか。もう12年前の情報なので、どれも古いとは思います。



【東欧旅行記:本について】2008年の記録


旅の参考になりそうな本ですが、チェコに関しては可愛い本がいろいろ出ています。 ハンガリーと同じ本になっている場合もあるので、まとめて紹介してみます。



「チェコへ行こう!」すげさわ かよ著














イラストレーターのすげさわさんが、チェコを旅した記録を絵と文でまとめた一冊。ほとんど絵なのです!写真ではなく!


旅したいね、と言い始めた頃、Oさんに貸してもらいました。


2005年の出版物であり、旅自体は2004年に行われたものなので、ちょっと情報は古いですが。載っているお店もよくなくなっていました。


でも、これを読んでいると、とってもとってもチェコに行きたくなります。


かわいらしい絵で、プラハ城、ビアホール、おもちゃ屋さん、カフェ、雑貨などが紹介されていて、彼女の手にかかるとどんな些細なものでもキュートに!


余談ですが、この本に載っているおもちゃ屋さん「スモールショップ」へ行った時のこと。60代の日本人の御夫婦が「あと800コルナ使いきらないと」と大量のおもちゃを購入していました。奥さんがね。


同行したOさんが声をかけ、少し話をしていると…。奥さんが一冊の本を取り出しました。


「若い女の子が書いた本をみて、ここへ来たのよ。さっきHRACKYというお店にもいきたかったのに、その住所は古本屋さんになってて」


まさしくすげさわさんの本。しかも、べろべろに付箋がはってあって、ものすごく勉強した跡があります。


恐れいりました、本当に。お母さんが一生懸命勉強している姿に感動。


さらに余談ですが、この「スモールショップ」の店をやっているチェコ人のおばあちゃんからその後質問が。「日本語で『コイ』ってどう言う意味なの?」

「うーん、たとえば私が店の外にいて、店内にまだ残ってる同行者に対して使うのであれば…come hereですかね」


奥さんが粘っておもちゃを買い、地団駄踏んで待っている旦那さんの姿が思い浮かびました。






「チャルカの東欧買いつけ旅日記」














大阪にある、東欧大好きふたりの女性がやっているチャルカというカフェ&雑貨屋さんが出した本。


ドイツ、チェコ、ハンガリーをめぐる買い付け日記が写真で紹介され、最後にある買い付け日記はリアルで本当に面白い!


彼女たちの嗅覚のすごさ、「チャルカ的かわいいもの」へのプライドと信念には圧倒されます。


本を読むと、本当に東欧にはこんなかわいいものがごろごろしているの?と思いがちですが(ちなみに、中欧という言葉ができたのは最近で、やっぱりまだまだ東欧がしっくりくるよね、が彼女たちの考え方)、実際は西欧化がすすみ、がんばって探さないとかわいいものはごろごろしていません。


でも、この本をきっかけに蚤の市やアンティークマーケットに行きたくなったのは本当。


実際ブダペストでは、不案内なバスを使ってエチェリの蚤の市までいき(HATA UTという地下鉄の駅のターミナルから84とか89のラインのバスにのっていきました。乗り込む際、運転手さんにココへ行きたいと申し出ておいたら、降りるバス停にて教えてくれた)、プラハでは、日曜の朝だけやっているクレメンティヌムのマーケットへ。エチェリは平日のせいで店が少なかったし(土日が盛況みたい)、プラハのクレメンティヌムも朝早くてあまり店が出てなかったけど、そのお陰で少しのお店をじっくり見て回れました。


そんなチャルカさん、びっくりなことに4/27(日)まで名古屋栄の三越のイベントにて来名(これを書いているのは4/26)。行かなくては~。






「よりみちチェコ」















編集者とライターの親子が訪ねるチェコの旅。


もともと「チェコA to Z」という本を出しているお二人で、またチェコにいきた~い! という思いが募ってニ度目のチェコへ。


この本を見て、墓場のそばの公園にある、大きなソーセージを食べにいかなくちゃと思ったのです。あと日曜日のクレメンティヌムのマーケットのことも。


本を出す人々は絵本作家さんとかどこぞのアトリエとか、普通の人が入れないような取材旅行ができていて楽しそう。


でも東京にあるチェコセンターで情報を集められたら、それだけでいいのかも。チェコに住んでいた人からのお話を元に、地元を回れるのはいいですよね。






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