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昔の旅9:東欧の観劇について

更新日:2020年10月23日

これは私自身が2008年の4月、ハンガリーとチェコを旅した記憶の記録です。当時使っていたパソコンのHDDの記録を、「古いデータと写真を全部入れ込んでいる」大容量のHDDの奥底から発見しました。

社会主義国だった東欧諸国がEUに加盟して数年、急激に資本主義化する国々を旅しました。素朴な可愛さに憧れて訪れたそこには、理想と少し違う朗らかな世界がありました。

為替レートなどは当時のものです。




【東欧旅行日記:観劇について】2008年の記録


↑このエッセイだけ画像がなく、フリー素材から「オペラ座」を拝借しました。




ブダペストではオペラ座にてバレエ白鳥の湖を見ました。

オペラ座!


憧れのボックスシートは、当日ぎりぎりに購入して、ぜんぜん舞台が見えない4階の二列目。なんと400フォリント(約240円)です。


チケット売り場のおばちゃんに「こんなところじゃなんにも見えないわよ」と散々嫌がられましたけど、「見えなくてもいいんです。どうせ良く分からないから安い方で」と伝えたくても伝わらないのですがそれでもいいとゴリ押し。


本当に見えませんでした。

ちらっとしか。


とはいえ、オケの生演奏が聞こえるだけでもかなりの迫力。てゆうかもう内装を見るだけで興奮!


照明さんの真後ろから、はじめてみる生のバレエはかなりの全身運動で、頭のてっぺんから指先、足先までびんと筋肉を使った姿勢におののきました。すごい。綺麗な仕種だけど、ものすごくものすごく運動している。


あまりの感動に自分まで背筋を伸ばし、一生懸命見ていたらそれだけでくたくたに。


19時から休憩を2度挟んで21時40分まで、始終立ちっぱなしでものすごく疲れてしまいましたが、とてもいい経験でした。


白鳥の湖には悲劇の結末とハッピーエンドの結末があるそうですが、今回みたのがどちらなのかよくわからず。そもそも物語りもすっかり忘れていました。曲はなんとなく知っているところも多々ありましたけれど。


また、プラハでは国立マリオネット劇場で「ドン・ジョバンニ」を。


こちらも話はぜんぜん分かりませんが、イタリア語がわからなくても、人形劇というものはこういうもの、という面白味だけで見通せます。


ちらちらと見える人形使いの手が大きいなーとか。 何人ものスタッフが、後ろで人形を手渡したりしてサクッとあやつっている姿がかっこいいなーとか。


ドン・ジョバンニが女ったらしで困った人、というのだけなんとなく分かって終わりました。


観劇中に何度も本物の水が雨として降ってきたり、解説者っぽく登場するモーツァルトが手にもつワインが観客にまかれたり、「本物の水?」と何度も驚き。


でも西欧の人って、アトラクションで降り掛かる水には寛大だとか。わたしは服が濡れたらやっぱり困るかなあ。



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